お勧め書籍、第1弾。
原始仏教の仏典、「スッタニパータ」です。
一応仏教の経典ですが
日本で一般的に見られる仏教とは
随分印象が違うように見受けられます。
瞑想のカテゴリで紹介していますが
この本自体は瞑想の事について書いていません。
ただ、瞑想をするにあたっての心構えというか
瞑想をする前の前段階の知識というか
そう言う意味では有用だと思います。
また、瞑想を深めて行くにつれて
分かる部分が増えてくる書籍でもあります。
勿論、日々の生活でも役に立ちます。
私にとっては、人生の師と呼べる書です。
ただし
アホほど難解
・・・これは、別に翻訳が悪いわけじゃ無いです。
むしろ中村元氏の訳は読みやすいです。
難解に感じるのは、これまでの日常では
全く触れることの無かった概念だから、というのが
一番なんじゃないかなぁ・・
一度読んだだけでこれが分かる人は凄いと思います、マジで。
私、この本を手に入れてもう10年になりますが
未だ分かるのは7割方じゃないでしょうかorz
もっと読みやすく、わかりやすく書かれたものもあるようなのですが
わかりやすさを追求すると、どうしても本質が薄れてしまうので
私は岩波版をお勧めしています。
この手の本全般に言えることなのですが
言葉を「解釈」しようとして
自分の中にある知識や理論フィルターを使って読むと
さっぱりその本質が見えなくなります。
分からないものは、わからないと認めて放置し
日々生活しているうちに、ふと腑に落ちる瞬間が来る
そんな感じの書籍ですね(*´ω`*)
もう5年、早く出会いたかったと思いますが
多分5年早いと、さっぱり分からなかっただろうなとも思いますww