昨日の、タクシーの中での話。
私が日本人だと分かると
「日本とマレーシア、どっちがいい国?」と聞いてくる運ちゃん。
マレーシアは今経済成長真っ只中の国でして
物価の上昇っぷりが半端なく、大変なんだよーと。
いや、それでも住みやすいのはマレーシアだね
特に子持ちにとってマレーシアは住みやすい国なんだよ
日本は子供に厳しいからね〜と話すと
「そりゃそうだ、俺たちは子供にはやさしいぞ!
エレベーターでベビーカーのお母さんが待っていたら
俺たちが降りてベビーカーを乗せるのが当たり前だしな!」
・・それは確かに、立派だと思うわ
日本だと、電車で赤ちゃんが泣いただけで
周りの視線は冷たくなるわ、下手したら怒られるんだよ・・
「何で!?だ、だって、赤ちゃんだろ!!?そりゃ泣くだろう!!」
おっちゃん、この台詞、日本に向かって
大きな声で言ってあげて下さいよマジで。
マレーシアは子供に優しい、そして甘い
マレーシアの人は、とにかく子供には優しいです。
赤ちゃん連れで電車にでも乗ろうものなら
周りの人達の顔がゆるみっぱなしになりますww
うちの坊主は7歳にしては大柄ですが
それでも電車に乗ると「ここに座りなよ」と大人達が席を譲ります。
また、近隣の電車は自動運転でして
最後尾に乗ると景色がよく見えて、マレーシアでも子鉄な坊主には
たまらないようなのですが
わざわざ周りの人が、どっこいしょと窓の所に座らせてくれます。
ええ、本来座るべき所じゃ無い所ですよww
赤ちゃんが泣けば、当たり前のように周りがあやすし
通りすがりにほっぺをぷにっと触っていくし
(これはうちの坊主もやられます。まぁ未だにぷにぷにほっぺやしなw)
全く知らないお兄さんに電車の中で遊んで貰ったり
何とも暖かい雰囲気があるのです。
で、もう当然というかなんというか
他人の子供にこの状態ですから
自分の子供にもめちゃくちゃ甘いですww
モールの中でも、走り回ろうがどうしようがあまり気にしません。
泣けば取りあえずお菓子を与えますww
最近はスマホを与えられている子供も多々見受けられます。
子供なんだから、ワガママなのも当たり前
騒がしいのも当たり前、という感じですね。
で、こうやって育った子供達がどうなるかというと
ワガママ放題になるかと思えば、実はそうでも無くて
同じように自分より年下の子供達にはとても親切な子になります。
ルーズだけど穏やかで寛容なマレーシアの人達
確かにマレーシア人は、アバウトでルーズです。
華人もすっかりマレーシアン気質に染まってのんびりしていますw
(それでも彼らはマレーシアの中では非常に真面目で仕事が早いですが)
ルーズさ故に、色々面倒毎が起こることも多いです。
自分にも甘いですしww
ですが、その分人に対しても非常に寛容で穏やかです。
これに慣れてしまうと、日本に帰る度
何とも言えない閉塞感を感じるようになってしまいます。
真面目で完璧主義なのは、確かに日本の良いところなのですが
それが今は、悪い方に出ているように思えます。
お互いに狭量さで首を絞め合っているように映るのです。
今の日本人に必要なのは寛容さだなぁ、と
外から日本を眺めていて思うのでした。