4日前の日記の続きです。
かなり(なんてものじゃないくらい)オカルト入ってます。苦手な方はスルーして下さい。
半分備忘録みたいなものです。
16:15
祖父が旅立った。
あまりの急展開にちょっと驚いている。
今朝、母から電話があり
「昨日の晩かなりしんどかったから家族を呼んでくれ」と看護婦さんに言ったらしい
酸素の取り込みも余り良くない。意識ははっきりしているけれど
今朝から絶食、点滴になった」とのこと。
このGWいっぱい持たないんじゃないか、なんて言っていた。
そして私を呼んでくれ、そう祖父が昨夜言っていた事を聞いた。
今の状況では祖父の所に行けない、それは彼も分かっている筈なのに。
11時半頃
旦那と話をしていたら、祖父が「降りてきた」
実はうちの旦那、以前から話し中に「自分じゃない何かが降りてくる」という
端から見たら大丈夫なのかと思うような(笑)事が時々起こる人である。
最後に祖父と会ったのは昨年の9月で
もう直に会うことはないだろうと思っていたし
父方の祖母の時のことを考えると、多分死んだら会いに来るだろうと
私自身脳天気に考えていたのだが
ホントに来たよ・・
見える聞こえる訳じゃないけど、祖父の気配を感じる。
「元気にしてるか」「赤ちゃんは元気か」そんな話の後
「○○(私の母)は大丈夫だろうか、いろいろわだかまりを残してしまった」と。
祖父と母はいろいろと確執があって、ここ数年まともに口をきいてなかった。
といっても、やはり一人娘の母のことが心残りだったらしい。
「起こってしまったことは仕方ない、あとは母がこれからの人生で
どう折り合いをつけるか・・でもそれはもう母の問題。だから大丈夫」
そう祖父に伝えると
「大きくなったな・・元気で、頑張れよ」「幸せそうで良かった」
そう言って、いなくなった。・・多分、他のお別れをしたい人の所に行ったんだろう。
その1時間後、母から電話。
「血圧が下がってきてる、意識も呼びかけたら手を握るけどもうあまりない」
・・意識が落ちてきたのが11時半頃だったらしい。
今夜までに会わせたい人を呼んでくれと主治医からは言われたそうだ。
その電話の際、母に祖父が来ていたことを伝えた。
そして・・祖父が誰よりも(妻である祖母よりも)母のことを気にかけていたことを。
信じてくれるかどうかは分からなかった。でもこれを伝えることが私の仕事だと思った。
母は、電話口で泣いていた。
その後、枕元で祖父とどんな話をしたか、そこまでは私には分からない。
でも、多分祖父の中で最大の心残りが解消したんじゃないかとは思う。
私の経験なら、おそらく意識が落ちて1日持つか持たないか・・明日の未明と踏んでいた。
・・結局は夕方に旅立ってしまったわけだけれども。
医師として、これほど急でありながら穏やかな死を迎えられたことは驚嘆に値する。
正直もっと苦しむと思っていた。
未練が無くなれば、人が旅立つのは意外と早い。そう感じたひとときだった。
お棺には、最期の最期まで大好きだった黒飴を入れてあげんとなぁ・・母がぽつんと漏らした。
それを言うなら大好物のステーキも入れてあげたいところだが・・流石に無理ねぇ(笑)
じいちゃん、お疲れさま。今までありがとう。
元気で頑張ってまめちゃんを産むからね・・
じいちゃんの新たなる旅立ちが、幸多からんことを。