今の起業支援を始めたのは今年に入ってからですが
その前は、オフショアビジネスサポート事業を
ビジネスパートナーと共に営んでおりました。
オフショアについては、そのうちメール講座でも作ろうかと考えていますが
ともかく、まさにこれから起業する方から
法人を設立して事業を展開していく方まで
100人以上のお客様をサポートしてきて、思うことがあります。
ビジネスとは、奪うことじゃない、与えること
それは
ビジネスって、奪うことじゃないよね?
と言うこと。
とにかく自分が稼げれば良い、という思いが見えるんですよ。
お客様では無く、札束しか見ていないような感じ。
あからさまにそれを言っている人もいますが
(それはそれで、ある意味すがすがしさすら感じるけど)
大抵の人は、相手のためと言い、WIn-Winだと言い
・・まぁ、表向きは非常に良いことを言っているんですよね。
別に、その人自身が隠しているわけでも無いんです、実は。
色んなごまかしや言い訳で、自分の本当のところを隠して
本人もそんな内側の想いがあることに微塵も気づかない
そう言うケースが大半だと思います。
そう言う方が奪うのは、金銭だけではありません。
もちろん金銭がメインだとは思いますけど
相手の時間も、自立する機会も奪っていることが往々にしてあります。
本来ビジネスというのは
「必要な人に必要なものを提供し、対価を得る」行為です。
ですが、今の世の中、どんなきれい事を言っても
最終的には
「自分が持っている物を売る」に帰結するビジネスモデルが
ほとんどなんですよね。
そこに、お客様は存在していません。
お客様だと思っているのは、自分が作り出した影に過ぎません。
こんな事を書くと、理想論だと嘲笑されるから
書けないんだと打ち明けてくれた起業家さんもいるくらい
今は、本来のビジネスという物がどんどん消え失せています。
確かに、お金だけを考えれば、それでいいんですよ。
今の潮流では、その前提の元に作るスキームの方が
ビジネスとしては正しい訳です。
多分、がっつり儲かりますし(*´ω`*)
でもね、それは人としては間違っているわけで。
そして、それが出来ない人も少数ながらいるわけで。
ビジネスとは何か、を真剣に考え
ぶつかりながらも本来のビジネスを行おうとする・・
私もそんな少数派の一人です。
何も奪わず、本当に必要なものを見抜き、提供する。
理想論と言われようが、それじゃ儲からないと言われようが
ここだけは譲れない、そう思っています。
ちなみに、私が前職のパートナーとのビジネスを下りた理由がこれです。
最初のうちはそうでも無かったのですが、いつの間にか彼が見ているのは
お客様では無く、お金であり、自分の夢になってしまった。
稼ぎたいと思うことが、夢を持つことが悪いわけじゃ無いですよ。
ただ、それにとりつかれて、肝心のお客様が見えなくなる
しかも本人は見えているつもり、というのが問題だったのです。
いつか彼が気づく日が来ることを祈りつつ
私は、そういった本来のビジネスをする人に
必要なものを提供して行きたいと思っています。