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人生のレールを敷くと言うこと

日本にいた頃、延々言われたこと

うちは親がそろって医者
(いや片方は既にやめてるけど)と言うのもあって
本当に小さい頃から、周りは
「息子さんは将来お医者さんね~」と
口を揃えて言っておりました。
いや、未だに言われます。

我々にはそんな期待は
これっぽっちもございませんww

医者という職業の現実を知っているのもありますし
親が決めたレールに対して
主人は従わないと生きていけないという状況で
私はそのレールをぶちこわすために(!)
医者という道を選んだ、という側面がありまして
何らかのレールを彼の前に敷く気はありません。

取りあえず材料くらいは探し方を教えるから
後は自分で頑張って敷いてね(*´ω`*)
って感じですw

・・まぁ、うちの坊主の場合、何も言わなくても
そして言ったところで自分で勝手に好きなレールを敷いて
どこまでも行ってしまいそうな性格なのですが・・(;´Д`)

 

日本の幼稚園に通っていた頃
周りのお母さん達が、将来子供にああなって欲しい
こうなって欲しいと話しているのを良く耳にしました。

ま、そりゃ親ですから、子供に色々期待したくなる気持ちは
分からなくもないです。

ただ、ものすごくびっくりしたのが

「うちの子は○○になって欲しい、そのためには
××の大学に行く必要があるから、高校は△△が良くて・・」

と、既にがっちがちのレールを敷いちゃってること。

流石にその人が特別かと思ったら
意外や意外、そこそこいるんですよね、こういうお母さん。

で、こう言ってるお母さん達は、真剣に
「子供のために」将来を考えていると思っています。
冗談じゃないですよ、本気でそう思っています。

 

子供は意外と親が見えている

そして直接子供に言ってる人も
暗に動かそうとしている人もいるとは思いますが

ちゃんとそれが見えている子供もいるわけです。

どのくらい居るかは分かりませんが
少なくとも、主人も私も小さい頃から
それに気づいてました。

こういうお母さん、子供の目から見て
どんな風に見えていると思いますか?

こんな親のところに
「本質を捕らえる」子供が生まれてくるとですね

「親は、私自身が好きなんじゃない
私についている『勉強が出来る』という属性が好きなんだ」

「親にとって、私は親を飾るための『アクセサリー』でしかない」

こんなのが見えちゃうわけですよ。

残念ながら、私の周りはこんな大人ばっかりでしたので
大分ひねくれた大人になってしまいましたよ、ええww

実は、子供の頃はあなたも大人にそう思ってませんでした?
意外と忘れちゃう人って多いみたいですけど。

 

親は、親という絶対的強者であることをもっと自覚した方がいい

親という立場になってよく分かりますが
親は子供に対して圧倒的な強者です。
生殺与奪の権利を持ってるわけですよ、極端な話。

そして、自分の存在を証明するために
子供を自分の『着物』『アクセサリー』にできる道具に
してしまうことがいとも簡単に出来てしまいます

学歴しかり、技能しかり、はたまた怒りの対象しかり
更に言うなら「親」という仮面を被るための対象でもあり
・・正直、色んな人間関係の中で
最も身近で、最も簡単に自己を証明する「着物」を
作りやすい対象
だろうと思います。
(これの次が姑→嫁、じゃないかな、何となくだけど)

・・うーむ、何か難しい話になっちゃったな・・(;´Д`)

ま、ものすごく簡単に言いたい事をまとめると

「それ、ホントに子供のため?自分のためじゃないの?」

ってことです。

親が自分自身を見てくれていない事に気づいたら
子供は本当に絶望しますよ。
いつからだって遅くないです、属性じゃなくて
子供そのものを見てあげて下さい。

 

うちの場合は・・

ちなみに、私自身は坊主のレールを敷きませんが
もし坊主が将来の方向性を決めて
そこへ行くための道筋を聞かれたら
選択肢くらいは調べるかも知れません。
もしくは、本人に調べるためのヒントを教えるか。

幸い、私の強みはそういう所では結構役立ちそうなので
本人が必要とするなら、協力は惜しまないです。

でも、基本は自分で頑張ってね(*´ω`*)←基本ダラ母www

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この記事を書いた人

1979年生まれ。香川県出身。

幼い頃から医師を志し形成外科医として数年勤務するも妊娠・出産にて体力が落ちてしまい、医療現場への疑問も相まって復帰を断念する。
その後サイトアフィリエイター、外資系決済サービスのエージェント、オフショアビジネスのサポート事業などを経て、現在は13歳の男の子を連れてマレーシアに親子留学し8年目。

家族は日本に住んでいる主人(かわいい)と12歳の息子。

趣味はお絵描き、ボードゲーム、ドール(フルチョSDMオーナー)・器楽演奏(ピアノ・リコーダー)・瞑想と多岐に渡る。

主人にプロポーズされた日に「45歳まではあちこち手を出してもいいよ、45くらいになったらそろそろまとめていってもいいかも」と占い師に言われた通り、アラフォーになっても興味の向いた方向に全力で手を出し学び続けている。これ本当に45になる頃にまとまるんだろうか・・

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